分析と対策(会社法・民訴)
会社法について(成績B)
・分析
設問1は条文を拾って設問通りに検討し、設問2はブルドックソースも一応準備通りに処理し、設問3も設問通りに検討して…Bでした。
手続を聞かれた時の答え方、原則→類推と示していないこと等で差がついたのかな思います。合格者答案や答練等でもう少し差がついた原因を考えておきたいです。
・対策
過去問と答練を中心に、解き書き慣れます。手続、効力、訴え等、問われ方は限られているので、点が入る答え方を準備しておきたいです。
また、過去問の事案を通して、会社法の体系的な理解を進めていきます。訴えの手段や手続を整理しておく感じです。
さらに、今回は問われなかった、株式の論点、組織再編の手続と争い方、設立等の手薄な分野も予備試、百選、重問で補修しておきます。
民訴について(成績D)
・分析
設問2で差がつきました。
自白の定義について「相手方の主張と一致する」をど忘れしたし、自白の要件と論証を先出しにするか要件ごとに当てはまるか迷ったし(処理手順を決めておくべきだった)、撤回制限効を認めない例外を一定の事実の有無で検討していました(誘導に添えていない)…。
もっとも設問3も、条文選択から間違える基本知識の勉強不足でした。
設問1の相対評価での出来は謎です。
・対策
まずは過去問と答練で、誘導に乗りつつ基本知識を使う練習です。
また、論証集と旧試で、過去問だけでは手薄な分野を補修します。管轄や当事者や証拠など、分野での穴も減らします。
さらに、定義の暗記を頑張ります。長く覚えにくいものの多さ、最も疲れているであろう試験時間、直前の詰め込み時間の取りにくさ、という特徴から、普段準備の精度が重視されると感じました。
民事系については以上です。
民事系は、過去問や旧試等を通して、条文、問題の所在、規範、理由、あてはめ、論点同士の繋がり、を頭を使って準備していきます。
同時に、点が入り理解の伝わる書き方の研究練習をします。
…どの科目も同じようなものですが笑。
次回は刑事系の分析対策を書く…かもしれないし、書かないかもしれません笑。
分析と対策(民法)
民法について(成績D)
・分析
民法は設問2で書き方がぐちゃぐちゃしたことと、設問3が実質途中答案になったことが、点が伸びなかった原因だと思っています。
設問2でぐちゃぐちゃした理由は、解き方答え方に慣れていなかったこと、基本から書く習慣がついていなかったことにあると思います。
設問3は、錯誤の問題だと気付くのに物凄く時間がかかってしまいました。基本論点の使い方の甘さ、問題文の読み方の甘さ、苦手で手薄だった債務引受けにつられて過ぎたことが原因だと思います。
また、全体を通して、思ったよりも点の入らない、理解の伝わらない答案になっていたのかもしれません(設問1でも差がついているのかも)。なぜなら、一応どの設問も出題趣旨に触れているつもりではあったので…。
添削をして頂いたり、合格者ブログの再現答案と見比べたりして、更に分析をしないといけません。
・対策
使用教材は、過去問、答練、旧試or重問
過去問演習と答練で、問われ方、書き方、思考法を学び直します。どういうとこが聞かれやすく配点があるか、当事者目線で要件事実的な分析ができるかを重視します。改正民法に対応した過去問解説の本か講座が必要ですね…。
過去問演習に加えて、旧試か重要問題習得講座で、基本論点の理解を深めていきたいです。他の科目と同様に、趣旨や問題の所在を頭を使いながら抑えていきます。
また、各演習で改正民法に慣れていきたいです。
分析と対策(公法系)
公法系について
公法系は苦手意識はあまりありません。過去問と答練で問題に慣れることが、より重要だと思っています。問題文を丁寧に読む習慣もつけたいです。
ただし、あまり今年の分析が出来ていないので、答練等を使って弱点を発見し克服していきたいです。
憲法について
・分析
権利選択を間違ったことと判例を使おうとし過ぎて中身が薄くなったことが、今年伸び悩んだ理由だと思います。問題文にしっかりと向き合うようにしたいです。
・対策
過去問演習
答練
論証集を中心にした判例学習(使い方は答練でも学ぶ)
使用教材は、ぶんせき本、答練、論証集。補助的に、百選と憲法ガール。
過去問と答練を中心にやります。問題文の読み方、解き方、書き方、判例の使い方、相場観を養っていきます(普通過ぎます笑)。平等権や政教分離等、いわゆる違憲審査基準わ使わない問題や適用違憲も、克服したいです。
判例学習(答練、市販の論証集、百選を使用)もやらないといけません。
余裕があれば、古い版ですが憲法ガールを読み直したいです。
行政法について
・分析
問題文の読み間違えが多かったこと、違法性の承継と裁量論の処理の甘さ、設問2(1)で直裁的という規範すら出せてないことが伸び悩んだ理由かなと思います。
本番は疲れた状態であること、処理能力が低いこと、出題傾向も考えないといけません。
・対策
過去問演習
答練
論証集と短文事例問題集を使った穴埋め
使用教材は、ぶんせき本、答練、論証集、重問。補助的に基礎演習行政法、櫻井橋本。
とにかく、頻出重要論点で書き負けないように、過去問と答練を中心にやります。やり方は憲法と同様です。たくさん演習をして、解き書き慣れたいです。
訴訟要件を網羅的に検討するのが苦手なので、その辺も…。
また、行政法は論点の準備に偏りがあり過ぎます…。論証集に載ってる論点は、問題の所在、規範、あてはめの仕方を思い出せるように準備したいです。過去問で出なかったものは重問や基礎演習行政法を使います。
公法系は特に過去問答練メインです!
過去問演習と答練で、上位答案合格答案との違いを見つけて、差を埋めていき、知識理解も補充していきます。
今年は演習が少なくて失敗したので、来年は少しでも貯金を作れるように頑張ります。
次回はたぶん民事系について書きます。
分析と対策(総論)
久しぶりにブログを書いて、自分の分析と対策を整理してみます。
・分析について
全科目ともだいたいD評価なので、共通した弱点がありそうです。
①解き慣れていない、書き慣れていない
②基本知識の理解、書き方、定着の甘さ
の2点が大きそうです。
試験直後にも自分自身で痛感しましたし、添削して頂いた2名の方にも指摘されました(論証の知識はあるけど、理解が伝わってこない等)。
具体的には、問題文を読み間違えたり、把握に時間がかかったりしました。書き出しにつまることや、日本語や漢字が出てこないこともあり、筆が止まることも多かったです。書き間違いや書き直しも多かったです。短く書きまとめるのにも、過度に頭を使いました。
これらのせいで、書き負けたり、理解を疑われたりしたと思います。
また、一応論点は拾えていたけれど、問題の所在や規範についての定着理解が甘く、点が伸びませんでした。基本部分で点を積み重ねられなかったり、あてはめにズレや薄さがあったりしたのだと思います。問われている本質に正面から答えられていない問題もあったと思います。
合格者のこの辺のレベルはかなり高いと、やっと感じられました。
要は、作法の面でも基礎知識の面でも、合格レベルに遠かったようです。
・対策
まず、過去問と答練を中心に、解き方(思考方法はもちろん、問いへの答え方、時間の使い方、構成の仕方等を含む)と書き方を自分のものして、他の受験生に書き負けないようにしたいです。問題文、出題趣旨、採点実感、再現答案、自分の答案をよく読んで、何をどこまで書くべきか、なぜそう書いてあるのか、考えながらやって、合格ラインと自分との差を埋めるようにしていきます。
ただ、言うのは簡単ですが、独学での過去問研究は迷走しがちです。ダラダラとドツボにはまらないよう、気をつけたいです。
自分に合った過去問講座があればいいのですが…。
また、全く同じ問題は出ないことをきちんと意識して、深く理解した抽象的な準備をしておきたいです。
そして、平行してインプットもしっかりやりたいです。その際も、今までのような上辺の理解でなく、条文、問題の所在、論じる実益、適用場面等をよく考えてやっていきます。
インプットの対象や方法は各科目とも異なりそうなので、うまくやっていかないといけません。
この辺は、民法改正や刑事系の出題変化が、地味にしんどいです。
抽象的で当たり前の話が長くなりました…笑
要は、頭を使って過去問とインプットをしっかりやって、しっかり反復して吸収して、合格者との差を埋めます!
次は、公法系の分析と対策を書きたいと思います。
どう修正する?
9月終了に伴い、増税され、同時に各予備校の早割が部分的に終了しました。
そのため、出来れば9月中に利用する予備校を決めたいと思っていました。
しかし思ったより各科目伸び悩んでいて、自己分析も時間がかかりました。そもそもまだ終わってないです…。にもかかわらず9月中にいろいろ決めないと!と焦ってしまい、中途半端な1週間を過ごしてしまいました。
ただ、論点は拾えているけど書き負けているから点が伸びていない、ということは理解できました。その原因は、各論点の理解不足と演習不足です。
各論点を正確に学ぶために、短文事例の問題をしっかりやり直すか再インプット講座を取るかが現在最大の悩みです。過去問と答練で出来なかった箇所を復習する、という形でもいいのかもしれませんが…。
今までは旧試験と新試験の過去問をやっいましたが、某塾の旧試験の講座は文字での解説があまりなく、旧試験は応用部分もそれなりにあります。そのため、時間が経つと復習しにくく、基本論点の理解を深めるのにどう役立てるか…という問題が出てきます。
でも、過去問だけでも大量にあるのに、新しいものに手を出す勇気も持てません。
科目や分野で習熟具合にも差があるでしょうし…。
ブログを始めた時は合格までもう一息のはず!と思っていましたが、少し元気がなくなり気味です笑。
今年の問題を解き直したり、まとめ教材を見直したりとやれることをやりながら、修正の仕方を決めたいと思います。
成績通知(令和元年司法試験)
成績が届きました!
憲法B
行政E
民法D
会社B
刑法D
刑訴D
労働D
論文総合2400位
でした。
試験直後の予想は、願望も込めて、
憲法C
行政D
民法C
会社B
民訴C
刑法C
刑訴C
労働B
でした。
(願望通りでも2000番以内、という感じでした)
労働法を除いて、良くも悪くもあまり主観と客観がズレていません。ただ、ほとんどの科目がワンランク落ちています。準備していた論点、問題点に気付けた設問について、書き負けている感じです。どうして書き負けたのか、考えていかないといけません。
また、市販の予備校本をメインに自力で勉強するのに、限界を感じました。適宜予備校を使っていきたいと思います。
いろいろな人にアドバイスを貰うために、再現構成に留まっていた科目も、再現答案を作っていこうと思います。
ジェットについて(受験記録)
私は、法科大学院既修卒です。
在学中は、何をどう勉強すればいいのか迷走していました。自信を喪失し、ローも司法試験もやめたくて仕方がありませんでした。今も不合格後で辛いですが、ロー在学中及びその前後の方が辛かったです。
1回目の司法試験はほとんど準備が出来ず、短答足切りでした。
しかしこのままで終わりたくないと思い、夏に予備校の入門レベルの論文講座からやり直しました。
(あまり司法試験に直接役立っている感覚はありません。やり直せるなら、アガルートの重問をメインにしたと思います)←訂正します。私の使い方の問題でした…。
2回目の試験は、短答対策と上記論文講座と過去問を少しやったぐらいで挑みました。当然全く歯が立ちませんでした。ただある程度型を作っていた公法系は合格点だったので、少しだけ自信を得ました。過去問の重要性も実感できました。
3回目(本年度)の試験は、各科目ある程度過去問をやって挑みました。
結果は不合格でした。
試験直後も手応えはなかったので覚悟はしていました。ただ、各予備校の分析を聞いていると、壊滅した設問以外は概ね筋にには乗れているのではと、ほんの少しだけ期待しました。不要な期待でした。
本年度の自己分析は、また後日書けたらと思います。
以上が、私の受験歴です。
同級生よりだいぶ遅れをとってしまいました。
気にしても来年の試験の点に直結はしないので、自分が出来ることに集中していきたいと思います。