ジェットの学部時代
あんまり合格前にあれこれ過去を振り返りたくないけど、眠りが浅くずっとモヤモヤしていたので、少しだけ書いてみます。
私の出身大学では、法科大学院対策、司法試験対策が充実していました。
入学当初から複数の受験団体の入室試験があったり、大学として正規の授業とは別に法律入門講義があったり、夏には選抜試験のようなものもありました。
受験団体の入室試験はどこも小論文でした。
私は、全く通りませんでした。
それでもとりあえずはと、入門講義を受け、選抜試験を受けました。
試験内容は、講義で扱った民法の短答と、今はなき適性試験のような問題でした。
私は、民法はなんとか合格点でしたが、適性試験がギリギリ不合格点で、選抜試験にも落ちました。
もともと、司法試験は超優秀か超努力家の人が受けるものだと思っていたので、入学早々に小論文や適性試験といった法律の前段階でレールから外され、「自分に司法試験は厳しい」という思いが、より強固になりました。
それでも学部2年の時に予備校に通い、勉強を再トライしました。
(親族に法曹が多く、家族の期待に応えたかったのかもしれません。)
右も左も分からないままでしたが、真面目に通って、復習もしていました。
ただ、通えど通えど、1年の時から勉強している同期には追いつかず、不安は募るばかりです。カリキュラムが違うので、すぐに追いつけないのは当たり前なのに…。
他大学では、私の予備校スタイルや進度が一般的だと考えるようにしていましが、劣等感が消えません。
勉強から何度も逃げ、他の進路を毎日毎日調べていました。
結局、予備校講座を消化しきれず(特に下4)、劣等感も消えず、学部4年時は法科大学院を受験することもできませんでした。
周りは、進学や就職が決まっていくので、めちゃくちゃ辛かったです。
すっかり病んで、眠れなくなり、不登校になりました。
(学部3年までにほぼ単位を取り終えていたので、卒業要件は満たしていましたが…)
ただ、家族は、私が法曹になることへの期待を捨てておらず、引続き支援してくれるとのことでした。
また、延々と進路を悩む中で、私自身も「何かしらの専門知識を持って、直接人の役に立つ仕事をしたい」とは考えるようになっていました。
結局、1年の浪人を経て、法科大学院に入学しました。
私は、自分の人生に責任を持てず、甘い奴だったと思います。
これからも、大きくは変われないかもしれません。
未だに、司法試験は自分には厳しい、という呪縛とも闘い続けています。
ただ、自分を信じて若い時から頑張り続けてきた人たちに、少しでも近づけたらと思っています。
まずは、その日その日に出来ることだけを考えて、残り3ヶ月を過ごしていきます。